目的・事業内容・沿革
設備協会設立の目的
当協会は、我が国における電気通信の健全な発達と利用者の利便性向上を図るため、電気通信設備に関する調査及び研究を行い、公正かつ自由な事業活動を促進し、情報通信設備の普及・拡大に貢献して、情報化社会の健全な発展に寄与することを目的とする。
事業内容
当協会は前条の目的を達成するため、次の事業を行う。
- 情報通信設備に関する技術者の育成及び育成の支援
- 情報通信設備に関する各種情報の収集及び周知
- 情報通信設備に関する調査研究及び周知
- 行政機関及び関係諸団体との協力及び連携
- その他本協会の目的を達成するために必要な事業
沿革
当協会は、昭和28年12月4日、郵政大臣の認可を得て「社団法人全国ピー・ビー・エックス設備協会」として、PBX業者171会員で発足した。
設立は、昭和27年8月に公衆電気通信法が施行されたことを機に、PBX(構内交換電話装置)の施工及び保守業務は.日本電信電話公社が行う「直営」と民間の設備業者も行える「自営」の二本立てになったことによるもので、その後、電話設備市場は同公社の相次ぐ拡充計画と、企業近代化による導入意欲の高まりによって、PBXの自動化をはじめボタン電話装置などの出現で、その施設数は年々増加の一途をたどり、利用者の利便向上に大きく寄与した。
こうした背景から協会は昭和37年12月に団体名称を「社団法人全国電話設備協会」に改称するとともに、企業近代化及び技術革新対策の両委員会を設け、サービスの向上と新技術の習得に努めるなど、利用者の利便増進に努めた。昭和60年4月に電気通信制度の改革が行われ、電話機などの端末機器が自由化されるとともに、日本電信電話公社が民営化され「NTT」として新発足した。この電気通信自由化により家電メーカーも電気通信分野に参入する一方、社会の情報化に拍車がかかった。
平成3年11月に当協会は情報化社会に対応するため、定款の一部を改正し「社団法人情報通信設備協会」に改称、さらに平成8年6月の定時総会で新たに「理事長制」を導入するとともに、平成18年に制定された「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律及び公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律」に基づき、平成24年4月に「一般社団法人情報通信設備協会」に移行し、情報化社会の進展に寄与するため、会員と共に新商品・サービスの提案、教育、技術資格認定試験、講演会、セミナーなどを実施する一方、NTTを始めとした各キャリアやその関連グループ、並びにメーカーや関連団体等との協調関係をより一層進めて、中小企業のICT化の促進に向けた活動を展開しています。